【マイクロドローン空撮機】whoop editionカメラって素晴らしい!(比較あり) ~私的65FHD機の変遷~
ドローンの部品類の進歩は驚きです、今や普通のTinywhoopと変わらない見た目で、フルハイビジョン60fps撮影でき、力強く飛んでくれる機体を組むことができる時代になりました!屋内の撮影は当分この子でやっていこうと思います!
さて、ここに至るまでちまちまいろいろやってきたのですが...せっかくなので思い出話を自分用の記録として書き残していこうと思います。。。
(※記載の時期は完全に私の主観であり、製品の発売時期はもう少し早いと思われます。本記事は完全に自分用ライフログです)
一番下の方に本題であるcaddxとruncamのwhoop editionカメラの比較を載せましたので、途中のポエムは読み飛ばして下さい
- 2018/10 SQ12殻割機
- 2018/12 2sWhoopの登場
- 2019/02 ワンボード2s FCの登場
- 2019/03~現在 完成機の登場・パーツの進化
- 2019/11 whoop editionカメラの登場
- おまけ(本題?) whoop editionの比較
- 最後に
-
2018/10 SQ12殻割機
当時は65whoopの1s機に軽量な激安アクションカメラを殻割しむりやり載せるムーブメントでした
例にもれず私もやってました
当時の状況・機体の性能はうろ覚えですが...
- ブラシレス1s 65Tinywhoopが徐々に浸透
- 0603モーターで16000KV~17000KV
な感じだったと思います。その環境で作ったのがこれ
当時買ったばかりだった3Dプリンタを使って変なものを作っていたようです(笑)
当時を思い返すと、飛ぶには飛ぶのですが、機体とアクションカメラ両方に1sバッテリー1本で電力供給していたり、機体重量に対して1sではパワーが足りなかったりで、飛ぶけどまともに使えやしない機体でした
-
2018/12 2sWhoopの登場
この時期に革命的な機体が登場しました!betaFPVの75xと65xです
1s whoopしかなかった時代が終わり、複数セルのwhoop時代の幕開けです。
このときの少し前に、あの有名なオンナノコズ動画と、小型軽量でありながらフルハイビジョン撮影ができるカメラ"runcam sprit mini2"が登場していました。
"runcam sprit mini2"は小型軽量とはいえ12gで20x20のマウントホール、そしてある程度の電圧も必要な基板であるため、1s whoopには到底載らないカメラだった(だからSQ12などもっと軽く電圧もいらない基盤を載せるしかなかった)のですが、2s whoopの出現によってwhoopに載るじゃんこれ!と、なりだした時代です。
当時の状況・機体の性能は...
- ブラシレス2s whoopが登場
- FC ESCはそれぞれ独立した基板で2階建てになる
- 65サイズは2s用に新たに0802モーターが登場し、17500KV
- 75サイズは1103モーターで11000KV
- 2s運用は1s 2本差しまたはXT30の2sバッテリー1本か選ぶ
な感じだったと思います。その環境で作ったのがこれ
オンナノコズ機体をwhoop基板に適応させたフレーム(nano vespa69)が発売していたので購入し、beta65xの中身を移植して作った機体です。
飛び味はこんな感じでした
この時得た知見は以下です
- JST PH2.0 1sバッテリー2本よりもXT30 2sバッテリー1本の方がパワーがある
- この機体構成はやっぱり重めで、1sバッテリー2本だと1分くらいしか飛ばないが、2sバッテリーだと2分程度飛ぶ
- ゴムダンパーをモーターの足とかFCとかフレーム支柱とか色々つけると防振になる
当時を思い返すと、ちゃんと飛ぶし使えるのですが...
- 機体が重くぶつけたときのリカバリーが難しいため、ぶつけないように恐る恐る飛ばさなきゃ
- でもでも1sから2sに移行したばかりで機体のパワーが強すぎてぶつかっちゃう!!
- betaFPVのモーターはよく壊れた...(しかも当時2s whoopのパーツはbetaFPVからしか出ていない)
みたいな感じでストレスフルでした
(まぁ、まだまだドローン始めたばかりで操縦技術が低かったということも多分にあります。。)
-
2019/02 ワンボード2s FCの登場
betaFPVよりpro2シリーズが発売し、FCとESCが1枚になっているボードが登場しました
これまで2階建てだった2s whoopのスタックがワンボード化され、機体の軽量化ができるようになりました。
この時組んだ機体はこれ
結構軽くなっています。
が、この構成、65にこだわるよりも75で構成した方が扱いやすく飛行時間も長いため、
すぐにばらして75仕様で使っていました。
75サイズで組む場合、65と比べて、モーターのパワーとより大きなプロペラによって得られる推進力による余裕があるため、pro2基板にこだわる必要もなく、75xの2階建て基盤でも十分使える機体でした。
この頃はみんな75xベースのフルハイビジョン機を組んで持っていたと思います。
FHDカメラをwhoopフレームに載せるためのカメラマウントをどうしようか...としてる時代で、いろんなショップから発売されてるものを買ったり、配布されている3Dモデルを印刷したり...部品構成は同じでも、いろんなシルエットの機体があふれていたカオスな時期だったと思います。
-
2019/03~現在 完成機の登場・パーツの進化
必要パーツが出そろい、みんなが組みだした頃、Happymodelのmobula7 HDを筆頭に組み立て不要な75フルハイビジョン機が出回り始めます。
cinewhoopとして、撮影できるWhoopはもはや一般的な機体となり、普通に使え広く知られている機体になりました。
取り巻く環境やパーツの進化は以下のような感じだったと思います
- 12gもあるフルハイビジョンカメラを載せて快適に飛べるサイズはやっぱり75以上は欲しい
- 65サイズ用の0802モーターはKV値のバリエーションが増える。2s特化の低KVから1s特化の高KV値まで
- 75サイズ2s用に新たに08028モーター、0803モーターが登場する。基本2s用で、0802よりもパワーがあり1103よりも軽いモーターとして登場。パワーと軽量化の両立が目的?
- 75サイズ用の1103モーターは従来の2s用KV値に加え、3s用のさらに低いKV値のモーターが登場する
- 85サイズが登場する
- 同じサイズで16gの4kカメラが登場する
ここまでくると、多彩なパーツがありビルドの幅がぐっと増えました!
実用的なのはもちろんで、ユースケースに合わせた機体が自由に組めるようになり快適な環境になりました
-
2019/11 whoop editionカメラの登場
フルハイビジョンカメラが4kカメラに進化し、進化の方向が高画質化・ちょっと重くなるって方針なのかなーと思っていたら...
まさかのフルハイビジョン画質カメラの方もアップデートされました!
軽量化・カメラの小型化・基板サイズのバリエーションの増加が起こり
whoop基板サイズが追加されました!!
前述のとおり、今やパーツの選択肢は多岐にわたり、好きなサイズ・好きなパワーのcinewhoopを組める時代。
技術の進歩に感謝しながら、今組んで使っている機体はこれです
これまで組んだどのフルハイビジョンwhoopよりも軽いです
nano vespa69時代に使っていたゴムダンパーで防振しました
65サイズ・75サイズ両方組みましたが、65はしっかり使える機体。75はそれに加えて飛行時間も長くとれる良い機体に仕上がったなと思います。
-
おまけ(本題?) whoop editionの比較
caddxとruncamよりwhoop editionのカメラが出ていますが、個人的にはruncam推しです
まずカメラとDVR基板のケーブルの差し込み方向が外向きと内向きで異なっております
caddxの外向き方向の差し方の良くないところはこのようにプロペラ側にケーブルが出てしまって、干渉した時が怖そうだなーという心理的な問題です。
runcamの場合は内向きなので外にケーブルは露出しません
撮れる映像について
runcamの方が暗所に強く、輪郭もつぶれにくいかなーという実感です
-
最後に
こうして振り返ると、1年前は試行錯誤だったものが今は普通に使えるレベルにまで至ったんだなぁとしみじみ。。今のwhoop界の選べる部品の多彩さと高性能さはすごいです!!
来年は30g以下で4K60fps撮れるくらいまで進化してたら楽しいなぁとか妄想。。